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1. WO2020129556 - ELECTRIC VACUUM CLEANER

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明 細 書

発明の名称 電気掃除機

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003   0004  

先行技術文献

特許文献

0005  

発明の概要

0006   0007   0008  

図面の簡単な説明

0009  

発明を実施するための形態

0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095   0096   0097   0098   0099   0100   0101   0102   0103   0104   0105   0106   0107   0108   0109   0110   0111   0112   0113   0114   0115   0116   0117   0118   0119   0120   0121   0122   0123   0124   0125   0126   0127   0128   0129   0130   0131   0132   0133   0134   0135  

産業上の利用可能性

0136  

符号の説明

0137  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17   18   19   20  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17   18   19   20   21   22   23   24  

明 細 書

発明の名称 : 電気掃除機

技術分野

[0001]
 本発明は、一般家庭で使用される電気掃除機に関し、特に、電動送風機と集塵部を上下に配置し、電動送風機を内蔵した本体ユニットと集塵タンクとが着脱可能に構成される電気掃除機に関する。

背景技術

[0002]
 従来、この種の電気掃除機として、例えば特許文献1に記載の電気掃除機がある。
[0003]
 特許文献1に記載の電気掃除機は、走行用車輪を搭載した車輪ベースに集塵タンクをねじで係止した構造を備える。上記電気掃除機は、車輪ベースの前方に設けられる把手を有する。使用者は、把手を持って、集塵タンクと車輪ベースを傾斜させる。これにより、集塵タンク内のゴミ捨てが可能な電気掃除機が構成される。
[0004]
 しかしながら、特許文献1に記載の電気掃除機は、ベース本体と集塵タンクとをねじで係止めし、容易に外れないように構成している。この構成の場合、集塵タンク内のゴミを捨てる際、使用者は、ベース本体とともに車輪ベースも、同時に、持つ必要がある。そのため、使用者は、容易に、集塵タンク内のゴミを捨てることができない。

先行技術文献

特許文献

[0005]
特許文献1 : 特開2014-221129号公報

発明の概要

[0006]
 本発明の電気掃除機は、集塵タンクと、複数の車輪と集塵タンクを載置する載置部とペダルを有するベース本体を備える。ベース本体は、集塵タンクを保持する保持機構を有する。保持機構は、ペダルの操作に応じて、集塵タンクのベース本体への保持を解除するように構成される。
[0007]
 また、本発明の電気掃除機のベース本体は、集塵タンクをベース本体の上方へ持上げる持上げ機構を有し、持上げ機構は、ペダルの操作に応じて作動し、集塵タンクをベース本体から持上げるように構成される。
[0008]
 これらの構成によれば、ペダルを操作するだけで、集塵タンクとベース本体との係止を、保持機構を介して解除できる。さらに、解除後、持上げ機構を介して集塵タンクを持ち上げ、ベース本体から集塵タンクを突出した状態とすることができる。これにより、使用者は、容易に、集塵タンクをベース本体から取り外して、集塵タンク内のゴミを捨てることができる。さらに、集塵タンクをベース本体に装着した際、係止部材により、集塵タンクがベース本体に係止される。そのため、集塵タンクのベース本体からの外れを、未然に回避できる。これにより、電気掃除機の安全性を確保できる。

図面の簡単な説明

[0009]
[図1] 図1は、実施の形態1に係る電気掃除機の斜視図である。
[図2] 図2は、同電気掃除機の分解斜視図である。
[図3] 図3は、同電気掃除機の集塵タンクをベース本体から取り外した状態を示す斜視図である。
[図4] 図4は、同ベース本体を下方から見た斜視図である。
[図5] 図5は、同集塵タンクがベース本体に係止された状態での部分断面図である。
[図6] 図6は、同集塵タンクがベース本体に係止された状態での部分断面図である。
[図7] 図7は、同集塵タンクをベース本体から取り外した状態での上面図である。
[図8] 図8は、同集塵タンクをベース本体から取り外した状態での部分断面図である。
[図9] 図9は、同集塵タンクの斜視図である。
[図10] 図10は、実施の形態2に係る電気掃除機の斜視図である。
[図11] 図11は、実施の形態2に係る電気掃除機の斜視図である。
[図12] 図12は、実施の形態2に係る電気掃除機の分解斜視図である。
[図13] 図13は、実施の形態2に係る電気掃除機の集塵タンクをベース本体から取り外した状態を示す斜視図である。
[図14] 図14は、実施の形態2に係る電気掃除機の正面図である。
[図15] 図15は、実施の形態2に係る電気掃除機の部分断面図である。
[図16] 図16は、変形例に係る電気掃除機の集塵タンクをベース本体から取り外した状態を示す斜視図である。
[図17] 図17は、別の変形例に係る電気掃除機の集塵タンクをベース本体から取り外した状態を示す斜視図である。
[図18] 図18は、実施の形態3に係る電気掃除機の集塵タンクをベース本体から取り外した状態を示す斜視図である。
[図19] 図19は、実施の形態3に係るベース本体を下方から見た斜視図である。
[図20] 図20は、実施の形態3に係るベースプレートの上方から見た斜視図である。
[図21] 図21は、実施の形態3に係る左側連結部の詳細図である。
[図22] 図22は、実施の形態3に係るベース本体を側方から見た部分断面図である。
[図23] 図23は、実施の形態4に係る電気掃除機の集塵タンクをベース本体から取り外した状態での上面図である。
[図24] 図24は、実施の形態4に係る集塵タンクを下方から見た斜視図である。

発明を実施するための形態

[0010]
 以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、同一または相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。また、本実施の形態によって、本発明が限定されるものではない。
[0011]
 (実施の形態1)
 以下、本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の外観構成について、図1を参照しながら、説明する。
[0012]
 図1は、実施の形態1に係る電気掃除機の斜視図である。
[0013]
 なお、以下では、図1中などに示す、後述する、集塵タンク1の吸引口部2側を前方、ベース本体6のペダル8側を後方、電気掃除機の蓋部3側を上方、ベース本体6の配置側を下方として、説明する。さらに、集塵タンク1の吸引口部2を前方から見て右側を右方、左側を左方として、説明する。
[0014]
 図1に示すように、実施の形態1の電気掃除機は、電気掃除機本体を構成する集塵タンク1、ベース本体6、蓋部3などと、図示しないホース、延長管、ノズルなどを有する。集塵タンク1は、例えば鉄、アルミニューム、ステンレスなどの金属製材料で、有底円筒形状で形成され、吸引口部2、クランプ4などを備える。吸引口部2は、集塵タンク1の前方側面に設けられ、例えばホース(図示せず)の端部が接続される。クランプ4は、例えば集塵タンク1の左右側面に設けられ、開閉可能に設けられる蓋部3を集塵タンク1に固定する。
[0015]
 蓋部3は、電動送風機(図示せず)などを内蔵し、上面に設けられるハンドル5を備える。使用者は、ハンドル5を持って、電気掃除機を操作する。これにより、電気掃除機、あるいは集塵タンク1を含む電気掃除機本体のみを移動させることができる。
[0016]
 集塵タンク1は、ベース本体6と着脱可能に配設される。
[0017]
 ベース本体6は、複数(例えば、左右一対で前後一対の計4つ)の走行用の車輪7を備える。このとき、ベース本体6の後方側に配置される車輪7の直径が、ベース本体6の前方側に配置される車輪7の直径よりも大きくなるように構成される。
[0018]
 ベース本体6は、後方に配置されるペダル8を備える。そして、例えば使用者がペダル8を踏むと、後述するように、ベース本体6と集塵タンク1との係止が解除されるように構成される。これにより、集塵タンク1を、ベース本体6から、取り外すことが可能となる。
[0019]
 さらに、ベース本体6は、前方側に形成されるノズル挿入部9を備える。ノズル挿入部9は、電気掃除機の延長管やノズルなどが挿入され、それらを収納する。つまり、使用者は、電気掃除機を収納する際、延長管やノズルなどをノズル挿入部9に挿入した状態で収納する。これにより、延長管やノズルなどの紛失を防止できる。さらに、電気掃除機本体(集塵タンク1、蓋部3、ベース本体6など)と付属部品(延長管、ノズル)などを、まとめてコンパクトに収納できる。
[0020]
 つぎに、実施の形態1の電気掃除機の集塵タンク1の内部構成について、図2を参照しながら、説明する。
[0021]
 図2は、実施の形態1に係る電気掃除機の分解斜視図である。
[0022]
 図2に示すように、電気掃除機の蓋部3は、集塵タンク1内に臨む吸込開口10を有する。また、蓋部3は、内部に内蔵される電動送風機(図示せず)などを有する。電動送風機は、集塵タンク1内の空気を吸込開口10から吸い込む。
[0023]
 集塵タンク1は、内部に配置されるフィルター11を有する。フィルター11は、集塵タンク1内の塵埃が、蓋部3内の電動送風機側に侵入することを阻止する。
[0024]
 つぎに、実施の形態1の電気掃除機のベース本体6の構成について、図3および図4を参照しながら、説明する。
[0025]
 図3は、集塵タンク1をベース本体6から取り外した時の状態を示す斜視図である。図4は、ベース本体6を裏面側から見た斜視図である。
[0026]
 図3に示すように、ベース本体6は、集塵タンク1を載置する、例えば円筒形状で形成される載置穴12を有する。これにより、集塵タンク1が、載置穴12に着脱可能に載置される。なお、載置穴12は、集塵タンク1を載置する「載置部」を構成する。
[0027]
 ベース本体6は、円筒形状の載置穴12が形成された部分の下方側に、載置穴12の中央に向かって突となる、例えばフランジを備える。フランジの突部分は、集塵タンク1を載置穴12に載置した際、集塵タンク1を支持する。
[0028]
 載置穴12は、載置穴12の内周面に形成され、ベース本体6の内部と連通する複数の穴部13を有する。具体的には、複数の穴部13は、集塵タンク1が載置され、収納された状態で、集塵タンク1の下方側面と対向するベース本体6の載置穴12の内周面に設けられる。穴部13には、保持機構を構成する係止部材14が挿通可能に配設される。つまり、係止部材14は、使用者のペダル8操作により、後述するように、穴部13から載置穴12内に突出、または引っ込むように動作する。なお、実施の形態1においては、穴部13は、例えばベース本体6の後方側に2つ、前方側に2つ設けられる。
[0029]
 集塵タンク1は、下方底面近傍が外方に向けて突となる、いわゆるアンダーカット形状を有して形成される。係止部材14は、穴部13からの突出時において、集塵タンク1のアンダーカット形状の部分の直上(図5または図6参照)で、集塵タンク1に係止するように配設される。
[0030]
 載置穴12は、載置穴12の内部で離隔して前後方向に配設される、連結軸15cで連結される第1の連結部材15aと第2の連結部材15b、および連結軸15fで連結される第3の連結部材15dと第4の連結部材15eを有する。
[0031]
 なお、上記第1の連結部材15aと第2の連結部材15bと連結軸15c、および第3の連結部材15dと第4の連結部材15eと連結軸15fを、単に、連結部と称して説明する場合がある。
[0032]
 第1の連結部材15aと第2の連結部材15bは、連結軸15cを軸として、上下方向に移動可能に構成される。同様に、第3の連結部材15dと第4の連結部材15eは、連結軸15fを軸として、上下方向に移動可能に構成される。
[0033]
 なお、実施の形態1においては、第1の連結部材15aおよび第3の連結部材15dは、ペダル8と、接続、あるいは一体で形成される。これにより、使用者がペダル8を踏むと、第1の連結部材15aと第2の連結部材15bが、連結軸15cを軸および頂点として、上方に上がる。同様に、第3の連結部材15dと第4の連結部材15eも、連結軸15fを軸および頂点として、上方に上がる。このとき、同時に、第1の連結部材15a、第2の連結部材15b、第3の連結部材15dおよび第4の連結部材15eのそれぞれと一体的に連結される係止部材14が、対応するそれぞれの穴部13を介して、載置穴12の内周面からベース本体6の奥(内部)に引っ込む。これにより、係止部材14と集塵タンク1との係止が解除され、集塵タンク1が上方に持ち上げられる。
[0034]
 つまり、連結部とペダル8とは一体的に構成され、集塵タンク1を持ち上げる「持上げ機構」として機能する。
[0035]
 また、図4に示すように、第1の連結部材15aは、ベース本体6の後方側にある軸16aで、ベース本体6に対して、回転可能に軸支される。そのため、使用者がペダル8を踏むと、第1の連結部材15aは、軸16aを回転軸として、載置穴12内側の第1の連結部材15aが上方に上がる。同様に、第3の連結部材15dも、ベース本体6の後方側にある軸16dで、ベース本体6に対して、回転可能に軸支される。そのため、使用者がペダル8を踏むと、第3の連結部材15dは、軸16dを回転軸にして、載置穴12内側の第3の連結部材15dが上方に上がる。
[0036]
 さらに、ベース本体6の前方側に配置される第2の連結部材15bは、ベース本体6の前方側にある軸16bで、ベース本体6に対して、回転可能に軸支される。そのため、使用者がペダル8を踏むと、連結軸15cを介して第1の連結部材15aと連結される第2の連結部材15bは、軸16bを回転軸として、載置穴12内側の第2の連結部材15bが上方に上がる。同様に、ベース本体6の前方側に配置される第4の連結部材15eは、ベース本体6の前方側にある軸16eで、ベース本体6に対して、回転可能に軸支される。そのため、使用者がペダル8を踏むと、連結軸15fを介して第3の連結部材15dと連結される第4の連結部材15eは、軸16eを回転軸として、載置穴12内側の第4の連結部材15eが上方に上がる。
[0037]
 つまり、使用者がペダル8を踏むと、上記第1の連結部材15a、第2の連結部材15b、第3の連結部材15dおよび第4の連結部材15eが、連結軸15cおよび連結軸15fを頂点として、上方に上がる。これにより、集塵タンク1が持ち上げられる。その結果、ベース本体6からの集塵タンク1の取り外しが可能となる。
[0038]
 つぎに、実施の形態1の電気掃除機のベース本体6と集塵タンク1との係止状態について、図5から図8を参照しながら、説明する。
[0039]
 図5は、集塵タンク1がベース本体6に係止されたときのペダル8側の部分断面図である。図6は、集塵タンク1がベース本体6に係止されたときのベース本体6前方側の部分断面図である。図7は、ベース本体6の平面図である。図8は、蓋部3を取り外した状態で、集塵タンク1をベース本体6に載置した状態における側面図である。なお、図8は、ベース本体6部分のみを断面で示す部分断面図である。
[0040]
 実施の形態1においては、図5に示すように、ペダル8、係止部材14、第1の連結部材15aおよび第2の連結部材15bは、一体的に形成され、上述した「持上げ機構」を構成する。同様に、ペダル8、係止部材14、第3の連結部材15dおよび第4の連結部材15eも、一体的に形成され、上述した「持上げ機構」を構成する。なお、一体的でなく、上記各部品が連結された構造であってもよい。
[0041]
 まず、図5および図6に示すように、使用者がペダル8を踏んでいない状態では、載置穴12の穴部13から、保持機構を構成する係止部材14が、載置穴12の内部に向かって突出している。これにより、係止部材14が集塵タンク1と係止し、集塵タンク1がベース本体6に、固定保持される。
[0042]
 このとき、実施の形態1の係止部材14は、例えば載置穴12側が開口するコの字形状で形成される。係止部材14は、コの字形状の上方側の端面に形成される斜面14aを有する。斜面14aは、載置穴12の内方に向かって、かつ上方から下方に向けて傾斜するように形成される。これにより、塵埃を廃棄後、集塵タンク1をベース本体6に収納する際、集塵タンク1の下端が、上方から係止部材14の斜面14aを押さえつける。このとき、集塵タンク1の下端は、斜面14aに沿って、下方に移動する。そのため、載置穴12の内方に突出する係止部材14が、ベース本体6の穴部13内に引っ込む。そして、集塵タンク1が下方に移動するにしたがって、連結部の連結軸15cおよび連結軸15fと集塵タンク1の底面が当接し、連結部を下方に移動させる。これにより、再び、係止部材14が穴部13から突出し、集塵タンク1を係止する。以上により、集塵タンク1がベース本体6に装着され、収納される。
[0043]
 なお、ベース本体6への集塵タンク1の収納時前に、使用者が、予めペダル8を踏んでいてもよい。この場合、係止部材14が、穴部13からベース本体6の奥に引っ込んだ状態となる。そして、使用者は、係止部材14が引っ込んだ状態で、集塵タンク1を載置穴12に載置して、ペダル8から足を離す。このとき、上記と同様に、係止部材14が集塵タンク1の下方底面近傍部分のアンダーカット部分の直上近傍に係止する。これにより、容易に集塵タンク1をベース本体6に装着することができる。
[0044]
 以上のように、実施の形態1の電気掃除機は構成される。
[0045]
 以下、実施の形態1の電気掃除機の使用例について、説明する。
[0046]
 まず、使用者は、図1に示す集塵タンク1のクランプ4を外す。そして、使用者は、蓋部3のハンドル5を握り、蓋部3を集塵タンク1から取り外す。その後、使用者は、図2に示すフィルター11を集塵タンク1から取り外す。これにより、図2に示すように、集塵タンク1内の塵埃を、外部に排出できる状態となる。
[0047]
 つぎに、使用者は、図3に示すように、集塵タンク1をベース本体6から取り外して、塵埃廃棄場所へ移動させる。具体的には、使用者は、まず、ペダル8を踏む。このとき、集塵タンク1をベース本体6に係止する係止部材14が、載置穴12からベース本体6の穴部13の奥に引っ込む。これにより、図8に示すように、集塵タンク1と係止部材14との係止が解除される。さらに、連結部を構成する連結軸15cおよび連結軸15fが、集塵タンク1を上方に持ち上げる。これにより、使用者が、集塵タンク1を取り外せる状態となる。
[0048]
 つぎに、使用者は、集塵タンク1をベース本体6から取り外し、集塵タンク1を上方に持ち上げて、塵埃廃棄場所へ移動させる。
[0049]
 そして、集塵タンク1を塵埃廃棄場所へ移動させた後、使用者は、一方の手で集塵タンク1の半円の棒状の把手部32(図9参照)を持ち、他方の手で集塵タンク1の底面側を上方に持ち上げる。これにより、図9に示すように、集塵タンク1の開口が下方に向いて、集塵タンク1内のゴミなどの塵埃33を捨てることができる。
[0050]
 以上のように、実施の形態1の電気掃除機によれば、集塵タンク1をベース本体6から分離して、使用者は、集塵タンク1のみを傾けて、塵埃を、容易に廃棄できる。これにより、使用者への負担を軽減できるともに、作業性や操作性に優れる電気掃除機を提供できる。
[0051]
 (実施の形態2)
 以下、実施の形態2に係る電気掃除機の外観構成について、図10および図11を参照しながら、説明する。
[0052]
 図10は、実施の形態2に係る電気掃除機を右斜め前方から見た斜視図である。図11は、図10に示す電気掃除機を右斜め後方から見た斜視図である。
[0053]
 図10および図11に示すように、実施の形態2の電気掃除機は、ベース本体6が、吸気口保持部18およびベース後部19を有する点で、実施の形態1の電気掃除機と異なる。
[0054]
 具体的には、実施の形態2の電気掃除機は、ベース本体6の前方側に立設される、吸気口部17を備える吸気口保持部18を有する。さらに、ベース本体6の後方側に形成されるベース後部19を有する。ベース後部19の高さは、後方の走行用の車輪7の高さと略同じ高さ(同じ高さを含む)、あるいは、後方の車輪7の高さよりも高くなるように形成される。
[0055]
 吸気口部17は、吸気口保持部18の上方で、集塵タンク1の吸引口部2と対向する位置に設けられる。なお、吸気口部17は、集塵タンク1の吸引口部2の位置に応じて、吸気口保持部18の略中央(中央を含む)の高さ、あるいは、下方の高さ位置に設けてもよい。また、吸気口部17を、上下方向に移動可能に設けてもよい。これにより、汎用性が向上する。
[0056]
 一般的に、本発明の電気掃除機は、ベース本体6に、大型の集塵タンク1が載置される。そのため、電気掃除機を操作する際、集塵タンク1の転倒を防止して、安全にベース本体6を走行させることが重要となる。つまり、集塵タンク1の重量や大きさなどに応じて、ベース本体6の重量バランスを、十分、考慮して設計する必要がある。
[0057]
 そこで、実施の形態2の電気掃除機は、上述したように、ベース本体6の前方側に立設される吸気口保持部18を備える。さらに、ベース本体6の後方側に、走行用の車輪7の高さ程度の高さを有するベース後部19を設ける。これらにより、ベース本体6の重量バランスをとることができる。その結果、ベース本体6を安定して走行させることができる。
[0058]
 また、ベース本体6は、前方側に形成されるノズル挿入部9を有する。ノズル挿入部9は、電気掃除機の延長管やノズルなどが挿入され、それらを収納する。
[0059]
 つまり、使用者は、電気掃除機を収納する際、延長管やノズルなどをノズル挿入部9に挿入した状態で収納する。これにより、延長管やノズルなどの紛失を防止できる。また、電気掃除機本体(集塵タンク1、蓋部3、ベース本体6など)と、付属部品(延長管、ノズル)などを、まとめてコンパクトに収納できる。
[0060]
 さらに、延長管やノズルなどをノズル挿入部9に挿入した状態においては、延長管やノズルの重み分、ベース本体6の前方側が重くなる。つまり、延長管やノズルの重みは、ベース本体6の重量バランスを保つことに寄与する。
[0061]
 また、図10に示すように、ベース本体6の側面は、ベース後部19から前方側に向けて下方に傾斜する、滑らかな曲線形状で形成される。このとき、載置穴12の開口部分の外周の形状も、ベース本体6の側面と同じように滑らかな曲線形状で形成される。この曲線形状により、電気掃除機の美的外観が向上する。
[0062]
 また、図11に示すように、ベース本体6は、ベース後部19の後方に形成される溝部20を有する。溝部20の下方には、ペダル8が配置される。
[0063]
 このとき、溝部20の形成により、ベース後部19の左右両側は前後方向において厚さが厚く、ベース後部19の中央側は前後方向において厚さが薄い形状となる。そのため、使用者が、ペダル8を踏んでベース本体6の後方中央部分に力を加えても、ベース後部19の左右両側の重量により、ベース本体6の前方が浮き上がりにくくなる。
[0064]
 なお、実施の形態2では、溝部20の下方にペダル8を配置する構成を例に説明したが、これに限られない。例えば、連結部と一体的に成型されたペダル8が溝部20の上下方向に移動する構成としてもよい。具体的には、使用者がペダル8を踏んでいない状態では、スプリングなどの弾性部材により、ペダル8が溝部20上方に配置されるように構成する。その状態で、使用者がペダル8を踏むと、弾性部材の力に抗して、ペダル8が溝部20の下方に移動する構成としてもよい。
[0065]
 つぎに、実施の形態2の電気掃除機の集塵タンク1の内部構成について、図12を参照しながら、説明する。
[0066]
 図12は、図10に示す電気掃除機の分解斜視図である。
[0067]
 図12に示すように、電気掃除機の蓋部3は、集塵タンク1内に臨む吸込開口10を有する。また、蓋部3は、内部に内蔵される電動送風機(図示せず)などを有する。電動送風機は、集塵タンク1内の空気を吸込開口10から吸い込む。
[0068]
 集塵タンク1は、内部に配置されるフィルター11を備える。フィルター11は、例えば不織布などの繊維材料で形成される。フィルター11は、集塵タンク1内の塵埃が、蓋部3内の電動送風機側に侵入することを阻止する。
[0069]
 つぎに、実施の形態2の電気掃除機のベース本体6の構成について、図13を参照しながら、説明する。
[0070]
 図13は、集塵タンク1をベース本体6から取り外した時の状態を示す斜視図である。
[0071]
 図13に示すように、ベース本体6は、集塵タンク1を載置する、例えば円筒形状で形成される載置穴12を有する。これにより、集塵タンク1が、載置穴12に着脱可能に載置される。なお、集塵タンク1をベース本体6に着脱する構造は、実施の形態1の構成と同一であるため、説明を省略する。
[0072]
 つぎに、実施の形態2の電気掃除機の吸気口保持部18の内部構成について、図14および図15を参照しながら、説明する。
[0073]
 図14は、図13に示す電気掃除機の正面図である。なお、図14は、集塵タンク1から蓋部3を取り外した状態で図示している。図15は、図14に示す電気掃除機の吸気口保持部18近傍の断面図である。
[0074]
 図15に示すように、吸気口保持部18は、集塵タンク1の吸引口部2と対向する位置に配設されるパッキン21を有する。パッキン21は、ベース本体6の吸気口保持部18の吸気口部17と、集塵タンク1の吸引口部2とを、気密的に接続する。
[0075]
 以上のように、実施の形態2の電気掃除機は、ベース本体6側に形成される吸気口保持部18を有する。これにより、使用者は、ホース(図示せず)などをベース本体6側に形成された吸気口保持部18の吸気口部17に接続した状態で、集塵タンク1をベース本体6から外すことができる。
[0076]
 そのため、ホースを集塵タンク1に、直接、接続する構成に比べて、集塵タンク1内の塵埃を捨てる際、ホースが邪魔にならない。これにより、使用し易く、作業性に優れる電気掃除機を提供できる。
[0077]
 (実施の形態3)
 以下、実施の形態3に係る電気掃除機のベース本体6の構成について、図18を参照しながら、説明する。
[0078]
 図18は、実施の形態3に係る電気掃除機の集塵タンク1をベース本体6から取り外した状態を示す斜視図である。なお、図18は、集塵タンク1から蓋部3を取り外した状態で図示している。
[0079]
 図18に示すように、実施の形態3の電気掃除機は、ベース本体6の載置穴12内の構成が、実施の形態1の電気掃除機と異なる。具体的には、実施の形態3の電気掃除機は、ベース本体6に設けられるベースプレート23、リング状の台座部24、ペダルアッシー25などを備える。
[0080]
 また、実施の形態1と同様に、載置穴12は、載置穴12の内周面に形成され、ベース本体6の内部と連通する複数の穴部13を有する。具体的には、複数の穴部13は、集塵タンク1が載置され、収納された状態で、集塵タンク1の下方側面と対向するベース本体6の載置穴12の内周面に形成される。穴部13には、保持機構を構成する係止部材14が挿通可能に配設される。つまり、係止部材14は、使用者のペダル8操作により、後述するように、穴部13から載置穴12内に突出、または引っ込むように動作する。
[0081]
 なお、実施の形態3においては、穴部13は、例えばベース本体6の後方側に2つ、前方側に2つ設けられる。
[0082]
 つぎに、電気掃除機のベース本体6の内部構成について、図19および図20を参照しながら、説明する。
[0083]
 図19は、実施の形態3における電気掃除機のベース本体6を裏面側から見た斜視図である。図20は、ベースプレート23の中央部近傍の一部を切り欠いた状態で、ベース本体6を上方から見た斜視図である。
[0084]
 図19に示すように、実施の形態3の電気掃除機は、ベースプレート23の背面(下方側)に取り付けられるペダルアッシー25を有する。
[0085]
 図19に示すペダルアッシー25は、図20に示すように、内部に配設され、連結軸26cで連結される第1の連結部材26aと第2の連結部材26bを有する。さらに、ペダルアッシー25は、内部に配設され、連結軸26fで連結される第3の連結部材26dと第4の連結部材26eを有する。
[0086]
 また、ベースプレート23は、図22で後述する、例えばスプリングなどからなる弾性部材23a、弾性部材23b、および、図示しない弾性部材23d、弾性部材23eを備える。弾性部材23aは、第1の連結部材26aを下方に向けて付勢する。弾性部材23bは、第2の連結部材26bを下方に向けて付勢する。弾性部材23dは、第3の連結部材26dを下方に向けて付勢する。弾性部材23eは、第4の連結部材26eを下方に向けて付勢する。このとき、集塵タンク1がベースプレート23に載置している状態においては、集塵タンク1が係止部材14を外方に、若干押し込める。そのため、第1の連結部材26aと第2の連結部材26bの連結軸26c、および第3の連結部材26dと第4の連結部材26eの連結軸26fを頂点とする山型形状となる。一方、集塵タンク1を載置していない状態においては、第1の連結部材26a、第2の連結部材26bと連結軸26c、および第3の連結部材26d、第4の連結部材26eと連結軸26fは、上記弾性部材の付勢により、水平状態で配置される。そのため、係止部材14が、載置穴12内に最大長さで突出する。
[0087]
 なお、実施の形態3においては、第1の連結部材26aおよび第3の連結部材26dは、ペダル8と、接続、あるいは、一体で形成される。これにより、使用者がペダル8を踏むと、上記山型状態の第1の連結部材26aと第2の連結部材26bが、連結軸26cを軸として、上方に上がる。同様に、上記山型状態の第3の連結部材26dと第4の連結部材26eも、連結軸26fを軸として、上方に上がる。このとき、同時に、第1の連結部材26a、第2の連結部材26b、第3の連結部材26dおよび第4の連結部材26eのそれぞれと一体的に連結される係止部材14が、対応するそれぞれの穴部13を介して、載置穴12の内周面からベース本体6の奥(内部)に引っ込む。これにより、係止部材14と集塵タンク1との係止が解除され、使用者は、集塵タンク1を上方に持ち上げることができる。
[0088]
 つぎに、連結軸26f近傍の構成および機能について、図21および図22を参照しながら、説明する。なお、連結軸26c近傍の構成および機能も、連結軸26fと同様であるので、説明は書略する。
[0089]
 図21は、持上げ機構を構成する連結軸26f近傍の部分拡大斜視図である。図22は、実施の形態3に係るベース本体6を側方から見た部分断面図である。
[0090]
 図21および図22に示すように、連結軸26fは、第3の連結部材26dと一体に構成される。第4の連結部材26eは、係り部26iと、逃げ部26jを有する。係り部26iは、使用者のペダル8操作により、上方向へ移動する連結軸26fが当接する。これにより、第4の連結部材26eが上方に持ち上げられる。逃げ部26jは、ペダル8操作の解除により、連結軸26fが下方向に移動した際、第4の連結部材26eと連結軸26fとの当接を回避させる。
[0091]
 上記第4の連結部材26eの構成によれば、以下で説明する、電気掃除機を操作中における不具合の発生を低減できる。
[0092]
 つまり、使用者が、例えば前方方向の障害物に電気掃除機(具体的には、ベース部材6)を衝突させた場合、集塵タンク1が、衝突の慣性力で前方に移動する。そのため、前方側で集塵タンク1を係止する係止部材14が、ベース本体6の穴部13内に押し込まれる。これにより、図22に示すように、第4の連結部材26eが上方に持ち上がる。
[0093]
 この場合、第4の連結部材26eは、上述したように、逃げ部26jを有する。これにより、第3の連結部材26dの連結軸26fは、第4の連結部材26eと当接しない。そのため、第3の連結部材26dは、上方に持ち上がらず、弾性部材23dの付勢力により、集塵タンク1の載置時の山型状態から、下方に押し下げられる。これにより、ベース本体6の後方側で集塵タンク1を係止する係止部材14は、ベース本体6の穴部13の奥に引っ込まず、係止部材14の最大長さまで、穴部13内の、さらに突出する。その結果、集塵タンク1と係止部材14との係止状態が維持される。つまり、操作中に、電気掃除機の前方が障害物に衝突しても、集塵タンク1がベース本体6から外れることを、より確実に防止できる。
[0094]
 (実施の形態4)
 以下、実施の形態4に係る電気掃除機のベース本体6の構成について、図23および図24を参照しながら、説明する。
[0095]
 図23は、ベース本体6を上方から見た上面図である。図24は、集塵タンク1の底部斜視図である。
[0096]
 実施の形態4の電気掃除機のベース本体6は、図23に示すように、ベースプレート23に形成される貫通穴29および二つの嵌合凹部27aおよび嵌合凹部27bと、台座部24に形成される二つの嵌合凹部27cおよび嵌合凹部27dを有する。貫通穴29は、ベースプレート23の中央部に、例えば正方形状で形成される。嵌合凹部27aおよび嵌合凹部27bは、略円形(円形を含む)の同一内径を有し、ベースプレート23の前後方向の中央端部に形成される。嵌合凹部27cおよび嵌合凹部27dは、略半円形(半円形を含む)の同一内径を有し、台座部24の左右方向に形成される。
[0097]
 なお、実施の形態4では、嵌合凹部27cおよび嵌合凹部27dの内径は、嵌合凹部27aおよび嵌合凹部27bの内径より大きい形状で形成される。これにより、位置決めを容易にできる。
[0098]
 一方、集塵タンク1は、図24に示すように、集塵タンク1の底部に形成される嵌合凸部28a、嵌合凸部28b、嵌合凸部28cおよび嵌合凸部28dを備える。嵌合凸部28aおよび嵌合凸部28bは、集塵タンク1の底部の前後方向で、ベース本体6の嵌合凹部27aおよび嵌合凹部27bと対向する位置に設けられる。嵌合凸部28cおよび嵌合凸部28dは、集塵タンク1の底部の左右方向で、ベース本体6の嵌合凹部27cおよび嵌合凹部27dと対向する位置に設けられる。
[0099]
 このとき、嵌合凸部28a、嵌合凸部28b、嵌合凸部28cおよび嵌合凸部28dの外径は、それぞれに対応する嵌合凹部27a、嵌合凹部27b、嵌合凹部27cおよび嵌合凹部27dと隙間なく嵌め込みが可能な外径で形成される。そのため、集塵タンク1をベース本体6にガタツキなく嵌合できる。
[0100]
 また、集塵タンク1の嵌合凸部28cおよび嵌合凸部28dは、対向して配置される台座部24の嵌合凹部27cおよび嵌合凹部27dのみと、嵌め込みが可能に構成される。これにより、集塵タンク1の吸引口部2が前後方向に向くように、集塵タンク1をベース本体6に取り付けることが可能となる。
[0101]
 なお、上記実施の形態では、嵌合凹部と嵌合凸部とを各々4か所に設ける構成を例に説明したが、例えば2か所以上であればよく、同様の効果が得られる。
[0102]
 さらに、集塵タンク1は、図24に示すように、底面に、締結部材30を介してアース部材31が取り付けられる。アース部材31は、ベースプレート23に設けられた貫通穴29を通して、床面と接触するように構成される。これにより、集塵タンク1に帯電した静電気を、アース部材31を介して、床面に流して除電している。その結果、集塵タンク1への帯電による塵埃の吸着を、より効果的に抑制できる。
[0103]
 (変形例)
 以下、本発明に係る電気掃除機の変形例について、図16および図17を参照しながら、説明する。
[0104]
 図16は、本発明の電気掃除機の変形例を示す斜視図である。
[0105]
 図16に示すように、変形例に係る電気掃除機は、例えば集塵タンク1の上方の前後の側面に、使用者が持つための把手部22を備える。
[0106]
 なお、把手部22は、例えば集塵タンク1の左右の側面に設けてもよい。さらに、把手部22は、集塵タンク1の縦方向における中央部分、または下方部分に設けてもよい。これにより、集塵タンク1を傾けやすくなるため、ごみ捨て作業が容易になる。
[0107]
 また、図17は、本発明の電気掃除機の別の変形例を示す斜視図である。
[0108]
 図17に示すように、別の変形例に係る電気掃除機は、例えば集塵タンク1の上方開口部分に、略半円状の把手部22を備える。これにより、使用者は、片手で集塵タンク1を持つことができるため、運搬時などのごみ捨て作業が容易になる。
[0109]
 また、上記各実施の形態では、第1の連結部材15a、26aと第2の連結部材15b、26bが連結軸15c、26cで連結され、第3の連結部材15d、26dと第4の連結部材15e、26eが連結軸15f、26fで連結される構成を例に説明したが、これに限られない。集塵タンク1を上方に持ち上げる持上げ機構は、上記連結機構ではなく、他の構成で実現してもよい。
[0110]
 具体的には、持上げ機構として、例えば断面が略L字状の部材を軸支して、部材が上下に移動する構成とし、部材で集塵タンク1を持ち上げる構造としてもよい。
[0111]
 また、上記実施の形態2では、吸気口部17を吸気口保持部18に固定する構造を例に説明したが、これに限られない。吸気口部17が上下方向に移動可能な構造としてもよい。このような構造によれば、大きさ(より詳細には、高さ)の異なる集塵タンク1を、1つのベース本体6に載置して兼用することが可能となる。
[0112]
 また、上記各実施の形態では、ペダル8をベース本体6の後方側に設ける構造を例に説明したが、ベース本体6の前方側に設ける構造としてもよい。これにより、前方側で、同時に、ホースと集塵タンク1とを外すことができるので、作業性が向上する。
[0113]
 また、上記実施の形態では、集塵タンク1の側面に吸引口部2を固定して設ける構造を例に説明したが、これに限られない。例えば、集塵タンク1の側面で、吸引口部2が上下方向に移動する構造としてもよい。これにより、集塵タンク1の吸引口部2と、ベース本体6に設けられた吸気口部17とを、容易に位置合わせできる。
[0114]
 また、上記各実施の形態では、集塵タンク1の底面が塞がった有底円筒形状の構造を例に説明したが、これに限られない。例えば、集塵タンク1の底面に蓋部を配設して、開閉可能な構造としてもよい。これにより、集塵タンク1を傾ける必要がないため、塵埃などのごみを容易に廃棄できる。
[0115]
 また、上記各実施の形態では、後方の走行用の車輪7の軸を、ペダル8よりも前方に配置する構造を例に説明したが、これに限られない。例えば、ペダル8よりも後方に、車輪7の軸を配置する構造としてもよい。これにより、ベース本体6の前方の浮き上がりを防止できる。
[0116]
 以上で説明したように、本実施の形態の電気掃除機は、集塵タンクと、複数の車輪と集塵タンクを載置するための載置部とペダルとを有するベース本体と、を備える。ベース本体は、集塵タンクを保持する保持機構を有する。保持機構は、ペダルの操作に応じて、集塵タンクのベース本体への保持を解除するように構成される。
[0117]
 また、本実施の形態の電気掃除機は、ベース本体は、集塵タンクをベース本体の上方へ持上げる持上げ機構を有する。持上げ機構は、ペダルの操作に応じて作動し、集塵タンクをベース本体から持上げる構成が望ましい。
[0118]
 また、本実施の形態の電気掃除機は、載置部は、集塵タンクを載置する載置穴で構成され、保持機構は、集塵タンクを載置穴に載置した状態で集塵タンクをベース本体に係止する係止部材を有する。係止部材と持上げ機構は、ペダルと接続され、ペダルが押下されると、係止部材による集塵タンクのベース本体への係止が解除され、持上げ機構が集塵タンクをベース本体の上方へ持上げる構成が望ましい。
[0119]
 また、本実施の形態の電気掃除機は、載置部は、集塵タンクを載置する載置穴で構成される。保持機構は、集塵タンクを載置穴に載置した状態で集塵タンクをベース本体に係止する係止部材を有し、係止部材は、載置穴に面する先端が傾斜した斜面を有する。集塵タンクは、集塵タンクを載置部に載置する際に、斜面上を滑った後に、載置部に載置される構成が望ましい。
[0120]
 また、本実施の形態の電気掃除機のベース本体は、載置穴の側面に形成される複数の穴部を有し、係止部材は、前記ペダルの操作に応じて、穴部から突出または引っ込むように構成される。そして、係止部材は、ペダルが押下されると、係止部材が穴部から突出した状態から引っ込んだ状態に変化する構成が望ましい。
[0121]
 また、本実施の形態の電気掃除機の係止部材は、載置穴の後方側に2つ配置され、載置穴の前方側に2つ配置される構成が望ましい。
[0122]
 また、本実施の形態の電気掃除機は、持上げ機構は、連結軸を軸にして、互いに接続される2つの連結部材を有する。2つの連結部材は、ペダルが押下されると、連結軸を頂点として上方へ突出する構成が望ましい。
[0123]
 また、本実施の形態の電気掃除機は、連結軸と、2つの連結部材が、載置穴に、1つ以上配置される構成が望ましい。
[0124]
 また、本実施の形態の電気掃除機は、連結軸が、2つの連結部材のうち、ペダルと接続される連結部材側に設けられることが望ましい。
[0125]
 また、本実施の形態の電気掃除機は、ペダルと接続される連結部材側に設けられる連結軸が、もう一方の連結部材と連結軸が、上方向に移動した際に当接する構成が望ましい。
[0126]
 また、本実施の形態の電気掃除機の一方の連結部材は、係り部と逃げ部を有し、逃げ部は、連結軸と対向する位置で、連結軸を通過させるように設けられることが望ましい。
[0127]
 また、本実施の形態の電気掃除機の係り部は、ペダルと接続される連結部材側に設けられる連結軸が上方向に移動した際に、連結軸と当接するように構成されることが望ましい。
[0128]
 また、本実施の形態の電気掃除機の持上げ機構は、ベースプレートとペダルアッシーを備え、ペダルアッシーは、2つの連結部材を有し、ベースプレートは、2つの連結部材を下方に付勢する弾性部材を有する構成が望ましい。
[0129]
 また、本実施の形態の電気掃除機のベース本体は、複数の嵌合凹部を有し、集塵タンクは、嵌合凹部と対向する底面の位置に設けられる複数の嵌合凸部を有する。そして、複数の嵌合凹部は、複数の嵌合凸部と嵌合して、前記集塵タンクが前記ベース本体に載置される構成が望ましい。
[0130]
 また、本実施の形態の電気掃除機は、複数の嵌合凹部の少なくとも一つの嵌合凹部の内径が、他の嵌合凹部の内径と異なることが望ましい。
[0131]
 また、本実施の形態の電気掃除機の集塵タンクは、底面に、締結部材を介して取り付けられるアース部材を備え、アース部材は、ベース本体に設けられる貫通穴を通して床面に接触する構成が望ましい。
[0132]
 また、本実施の形態の電気掃除機のベース本体は、ホースまたは延長管を取り付ける吸気口保持部を設ける構成が望ましい。
[0133]
 また、本実施の形態の電気掃除機は、吸気口保持部が、ベース本体の前方側に配置され、ホースまたは延長管を装着する吸気口部を、さらに有し、吸気口部は、ベース本体の前方に向けて開口する構成が望ましい。
[0134]
 また、本実施の形態の電気掃除機は、吸気口保持部を、ベース本体と一体的に形成することが望ましい。
[0135]
 また、本実施の形態の電気掃除機の集塵タンクは、集塵タンク内部に塵埃を取り込む吸引口部を有する。そして、吸気口部は、吸気口保持部の前面から後面側まで開口し、集塵タンクをベース本体に装着した状態において、吸気口部と吸引口部が連通する構成が望ましい。

産業上の利用可能性

[0136]
 本発明に係る電気掃除機は、高い操作性や作業性が要望される、特に、家庭、業務用などの電気掃除機などに広く適用できる。

符号の説明

[0137]
 1  集塵タンク
 2  吸引口部
 3  蓋部
 4  クランプ
 5  ハンドル
 6  ベース本体
 7  車輪
 8  ペダル(持上げ機構)
 9  ノズル挿入部
 10  吸込開口
 11  フィルター
 12  載置穴(載置部)
 13  穴部
 14  係止部材(保持機構)
 14a  斜面
 15a,26a  第1の連結部材(持上げ機構)
 15b,26b  第2の連結部材(持上げ機構)
 15c,15f,26c,26f  連結軸(持上げ機構)
 15d,26d  第3の連結部材(持上げ機構)
 15e,26e  第4の連結部材(持上げ機構)
 16a,16b,16d,16e  軸
 17  吸気口部
 18  吸気口保持部
 19  ベース後部
 20  溝部
 21  パッキン
 22,32  把手部
 23  ベースプレート
 23a,23b,23d,23e  スプリング(弾性部材)
 24  台座部
 25  ペダルアッシー
 26i  係り部
 26j  逃げ部
 27a,27b,27c,27d  嵌合凹部
 28a,28b,28c,28d  嵌合凸部
 29  貫通穴
 30  締結部材
 31  アース部材
 33  塵埃

請求の範囲

[請求項1]
集塵タンクと、
複数の車輪と前記集塵タンクを載置するための載置部とペダルとを有するベース本体と、を備え、
前記ベース本体は、前記集塵タンクを保持する保持機構を有し、
前記保持機構は、前記ペダルの操作に応じて、前記集塵タンクの前記ベース本体への保持を解除するように構成される、
電気掃除機。
[請求項2]
前記ベース本体は、前記集塵タンクを前記ベース本体の上方へ持上げる持上げ機構を有し、
前記持上げ機構は、前記ペダルの操作に応じて作動し、前記集塵タンクを前記ベース本体から持上げるように構成される、
請求項1に記載の電気掃除機。
[請求項3]
前記載置部は、前記集塵タンクを載置する載置穴で構成され、
前記保持機構は、前記集塵タンクを前記載置穴に載置した状態で前記集塵タンクを前記ベース本体に係止する係止部材を有し、
前記係止部材と前記持上げ機構は、前記ペダルと接続され、
前記ペダルが押下されると、前記係止部材による前記集塵タンクの前記ベース本体への係止が解除され、前記持上げ機構が前記集塵タンクを前記ベース本体の上方へ持上げる、
請求項2に記載の電気掃除機。
[請求項4]
前記載置部は、前記集塵タンクを載置する載置穴で構成され、
前記保持機構は、前記集塵タンクを前記載置穴に載置した状態で前記集塵タンクを前記ベース本体に係止する係止部材を有し、
前記係止部材は、前記載置穴に面する先端に傾斜した斜面を有し、
前記集塵タンクは、前記集塵タンクを前記載置部に載置する際に、前記斜面上を滑った後に、前記載置部に載置される、
請求項2に記載の電気掃除機。
[請求項5]
前記ベース本体は、前記載置穴の側面に形成される複数の穴部を有し、
前記係止部材は、前記ペダルの操作に応じて、前記穴部から突出または引っ込むように構成され、
前記係止部材は、前記ペダルが押下されると、前記穴部から突出した状態から引っ込んだ状態に変化する、
請求項3に記載の電気掃除機。
[請求項6]
前記係止部材は、前記載置穴の後方側に2つ配置され、前記載置穴の前方側に2つ配置される、
請求項5に記載の電気掃除機。
[請求項7]
前記持上げ機構は、連結軸を軸にして、互いに接続される2つの連結部材を有し、
2つの前記連結部材は、前記ペダルが押下されると、前記連結軸を頂点として、上方へ突出するように連結される、
請求項2に記載の電気掃除機。
[請求項8]
前記連結軸と、2つの前記連結部材は、前記載置穴に、1つ以上配置される、
請求項7に記載の電気掃除機。
[請求項9]
前記連結軸は、2つの前記連結部材のうち、前記ペダルと接続される前記連結部材側に設けられる、
請求項8に記載の電気掃除機。
[請求項10]
前記ペダルと接続される前記連結部材側に設けられる前記連結軸は、上方向に移動した際に、もう一方の前記連結部材と当接するように構成される、
請求項9に記載の電気掃除機。
[請求項11]
一方の前記連結部材は、係り部と逃げ部を有し、
前記逃げ部は、前記連結軸と対向する位置で、前記連結軸を通過させるように設けられる、
請求項7に記載の電気掃除機。
[請求項12]
前記係り部は、前記ペダルと接続される前記連結部材側に設けられる前記連結軸が上方向に移動した際に、前記連結軸と当接するように構成される、
請求項11に記載の電気掃除機。
[請求項13]
前記持上げ機構は、ベースプレートとペダルアッシーを備え、
前記ペダルアッシーは、2つの前記連結部材を有し、
前記ベースプレートは、2つの前記連結部材を下方に付勢する弾性部材を有する、
請求項11に記載の電気掃除機。
[請求項14]
前記ベース本体は、複数の嵌合凹部を有し、
前記集塵タンクは、前記嵌合凹部と対向する底面の位置に設けられる複数の嵌合凸部を有し、
前記複数の嵌合凹部は、前記複数の嵌合凸部と嵌合して、前記集塵タンクが前記ベース本体に載置される、
請求項1に記載の電気掃除機。
[請求項15]
前記複数の嵌合凹部の少なくとも一つの前記嵌合凹部の内径は、他の前記嵌合凹部の内径と異なる、
請求項14に記載の電気掃除機。
[請求項16]
前記集塵タンクは、底面に、締結部材を介して取り付けられるアース部材を備え、
前記アース部材は、前記ベース本体に設けられる貫通穴を通して床面に接触するように構成される、
請求項1に記載の電気掃除機。
[請求項17]
前記ベース本体は、ホースまたは延長管を取り付ける吸気口保持部を有する、
請求項1に記載の電気掃除機。
[請求項18]
前記吸気口保持部は、前記ベース本体の前方側に配置され、前記ホースまたは延長管を装着する吸気口部を、さらに有し、
前記吸気口部は、ベース本体の前方に向けて開口している、
請求項17に記載の電気掃除機。
[請求項19]
前記吸気口保持部は、前記ベース本体と一体的に形成される、
請求項17に記載の電気掃除機。
[請求項20]
前記集塵タンクは、前記集塵タンク内部に塵埃を取り込む吸引口部を有し、
前記吸気口部は、前記吸気口保持部の前面から後面まで開口し、
前記集塵タンクを前記ベース本体に装着した状態において、前記吸気口部と前記吸引口部が連通するように構成される、
請求項17に記載の電気掃除機。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]

[ 図 14]

[ 図 15]

[ 図 16]

[ 図 17]

[ 図 18]

[ 図 19]

[ 図 20]

[ 図 21]

[ 図 22]

[ 図 23]

[ 図 24]